編集部のヨシダです。
今回は社内報です。
完全にスタッフへの連絡事項。
社外で読んでくれている希有な方がいたらごめんなさい。
サンクチュアリ出版って、理解しきれない変わったところがたくさんあって、
おっかなびっくり働いています。
それについては、以前
noteでも既にさらしているのですが
また先日、理解しがたいことが始まりました。
それは……
「スタッフブログ賞」ができたこと。
ここのスタッフブログでその月PV数が1位だった社員に
「スタッフブログ賞」として商品券が出るとのこと。
えええ!?!?!?!?
「え、いいじゃん。楽しそう」と思いましたか?
私たちは、普段、本の制作費を予算内におさめるために、
少しでも安いのに高く見える紙を探したり、
テープおこしを外注したいけど夜な夜な自分でやってみたり、
カフェ代がオーバーしないようにトールじゃなくてショートサイズで我慢してみたり、
地味に骨を折ってるんです。
なのに、それなのにですよ?
スタッフブログなどに商品券を配るとは!?
あと、気が大きくなっているついでに言いますが、
スタッフブログを書いたからって
なにかメリットありますか?
本が売れるわけでもないですよね?
書いても書かなくてもいい雰囲気もあるし(わたしだけ?)
だったら目の前の締め切りのある仕事に
心を注ぎたいと思ってしまうわけです。
とにかく混乱してきたので、発案者だという副社長に、
鼻息のあらいまま突撃してきました。
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吉田「副社長! スタッフブログ賞ができたと聞いたのですが!!!????」
副社長「そうそう、いいでしょ。がんばって書いてくださーい!」
吉田「いや、あの、スタッフブログをがんばるより、みんな業務が忙しいと思うのですが」
副社長「だから商品券もらえるなら、みんなモチベーション上がるかなって!」
吉田「あのですね、制作費をおさえようと普段工夫してやりくりしているのに、こういうのには予算が出るんですね!?!?」
副社長「え、ダメ?」
吉田「ダメじゃないですが……でも商品券より、スタッフブログを書く意味を教えてください。
書く気がどうしても起こらないし、これは人に伝えるような話なのか? 本当に誰かの役に立つのか? 考えるほど書けなくて……」
副社長「重いよ吉田さん……。作家じゃないんだからつべこべ言わないで書いてよ……。オチとかいらないから。
スタッフブログの意味はひとつだけ。『読者に近い出版社』であるため。スタッフのパーソナルなことを知って、へーこんな人たちが中にいるんだ〜って楽しんでもらえればって!
あとね、誰も読んでないでしょと思ってるだろうけど、スタッフブログのページだけで毎月数千PVがあるんだよ」
吉田「数千!!!!????」
副社長「そう。あとはさ、スタッフブログってもう15年くらい続けてるから、サンクチュアリの『伝統行事』だと思ってとりあえずやってみてよ」
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どこか崇高な答えを期待していたわたしは、拍子抜けしたのと同時に、不思議と腹に落ちたのでした。
読者と近づくため。そしてけっこう見てくれている人がいるんだ……。
あと伝統行事なら、とりあえず文句言わずにやってみるかなぁ。
少なくともわたしは、スタッフブログを書く意味を聞いて、
ちょっと前向きになれました。
ビジョンの共有が大事だとジョブズも言っていたので、
社内のみなさんにシェアしようと思い、書かせてもらいました。
というわけで、サンクチュアリ出版スタッフのみなさん。
スタッフブログに困ったら、ここに帰ってきて読み返してもらえればうれしいです。
(あ、PV数があがっちゃう☆)
それでは失礼します。