〜〜〜 〜〜 〜〜 <プロローグ> 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜
「なぁ、ほんまは
自分で決めてへんことを決めとるんちゃう?」
ある夜突然、仕事帰りの私の前に《神様》が現れた。
いや、正確にいうと、めちゃくちゃ胡散臭い神様だった。
私は、ついこの間34歳になったばかり。
仕事もそれなり。
恋愛も人並みにしてきたし、いいなと思う人と結婚できて、子供も生まれて。
どちらかというと幸せな方だとは思う。
今の生活に、大きな不満があるわけじゃない。
、、、ないはずなのに。
家に帰って一人になった瞬間、ふっと出てくる
「これでよかったのかな」。
「言わない方がよかったかも、、、」
「本当はあっちの方がよかったんじゃない?」
「さっきのLINE、迷惑だったかな、、、」
何かを選んだ直後に、
必ずと言っていいほど始まるひとり反省会。
そんな私に、神様が言った。
「なぁ、あんた。
自分の意見を信じられへんのちゃう?」
なんか胡散臭い神様だし、
「え、そんなことないです。
ちゃんと自分で考えてますし。」
と言い返した。
だけど、胸の奥でドキッとした私がいた。
そうしたら、神様はため息をついて続けた。
「そら考えとるやろ。考えすぎるくらい考えてんねん。
でもな、
考えてるんは『自分の気持ち』やのうて、
『相手の気持ち』ばっかりや。」
思い当たる節がありすぎた。
・上司・後輩にどう思われるか
・パートナーを傷つけないか
・空気を乱してないか
頭の中はいつも、誰かの正解。
だから、自分の意見を言っても、残るのは安心じゃなくていつも不安。
「私に自信がないからですよね?」
と私が聞くと、神様は首を振った。
「ちゃうちゃう。
自信がないんやのうて、自分の本音を知らんだけや。」
「自分の本音・・・?」
「せや。
私はどうしたいんか、何を大事にしたいんか、
それをちゃんと聞かんまま、ここまで来ただけや。」
そう言われて、図星だった。
だけど、今までずっとそれで生きてきたから、
どうしたらいいか分からなかった。
その瞬間、街灯の《光》が、
少しだけ明るくなった気がした。
見ていると、胸の奥がじんわりと温まるような。
理由はわからないけれど、
なぜだか応援されている気がした。
神様はその光を見て、にやりと笑った。
「おお、ここにおったんか。」
「安心しいや。あんただけやないで。
ちゃんとした人ほど、優しい人ほど、そうなってまうねん。」
その時だった。
「大丈夫。」
少し離れた所から、
静かにこちらを見ていた《旅人》が、突然口を開いた。
「それは、あなたがちゃんと周りの人のことを大事に考えてきた証でもあるから。」
旅人は、少しだけ間を置いて続けた。
「自分の意見が信じられないのは、
自分の心の声を聞く機会が少なかっただけなんだと思う。」
そして、私の目をまっすぐ見て、こう言った。
「大丈夫、一人でやらなくていいよ。
一緒に見つけていこう。先に行って待ってるね。」
それだけ言うと、
旅人はまた夜の向こうへ歩いていった。
しばらく沈黙が流れた後、
神様が、急に軽い調子で言った。
「ええやん、ええやん!」
私の背中をパンッと叩いて、
「ちょうどええイベントがあるからさ。
一回、参加してき。」
そうして、私のチャレンジは始まった
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このイベントは残念ながら、
参加したらすぐ自信満々になれます!という劇的Before/Afterものではありません。
でも、もし今までの人生に「なんか違う」の違和感があるなら、
一人で頑張るのを辞めて、自分の心の声に乗って進む感覚を取り戻してみませんか?
仕事や恋愛、人間関係でなぜ迷ってしまうのか。
なぜ決めたあとにも苦しくなるのか。
優柔不断になってしまうその理由を、
笑いも交えながら、でも本気で紐解いていきます。
イベントが終わる頃、きっとこんな言葉が出てくるはず。
「そっか。私は弱い人間なんじゃなくて、
まだ本当の自分の本音に気づいてなかっただけなんだ。」
自分の意見を信じられない理由が、はっきりした日。
それは、自分の人生を自分の手に取り戻す、物語の静かな始まりかもしれません。











