■ イベント説明・内容
トークライブ:なぜ、私は”安定”を手放せたのか?
~築地で見つけた「愛と粋の流儀」~
外資系企業で働き、安定した生活を送っていた私が、東京の築地という“粋と人情が残るまち”に出会い、人生が動き始めました。
かつて築地には「世界一の市場」があり、夜明け前から全国のトラックが集まり、早朝から活気にあふれていて眠らない街でした。プロが集まる市場では、誰もが真剣勝負で命がけ。魚も野菜も肉もすべてが「いのち」の恵み。市場はまさに“命の循環”そのもの。あの空気の中に立つと、体の奥まで生きるエネルギーが伝わってくる――そんな感覚でした。
2018年に場内市場が豊洲へ移転した後も、築地場外には400店舗を超えるお店が軒を連ね、“築地魂”はいまも脈々と受け継がれています。仕入れのプロとメキキの店主の相対という姿には、一期一会の精神を見出すことができます。
「商い」の原点は、信頼と誠実さ。
まっすぐに生きること、人を想うこと、仕事を楽しむこと――
私は築地からそれを学びました。
そして、「築地魂」「築地プライド」=“命を懸けた日々の営み”に触れるうちに、私の想いも、かけがいのない「愛」へと変わっていきました。
コロナ禍で築地愛はさらに高まり、2023年3月に初著書『築地スタイル』を出版。
これを機に、私は外資系OLを卒業し、”自分の命の使い方”を問い直す道へ踏み出しました。
好きなものを信じ続ける力――それが“偏愛”の本質。
そして、愛こそが人生を動かす最強のエネルギー。
今回は、そんな私のリアルなストーリーをお話しします。
愛を軸に生きる人が増えれば、街も、世界も、もっと優しく幸せになる。
そんな想いを、分かち合えたらうれしいです。









